「街を、いい加減な格好して歩いちゃ絶対だめなんだよ。」

当時高校生だった私に、かりっと言い放った人がいた。
その人は、東京のデパートでパタンナーとかしていた人らしく、
時々わけのわからない、色も生地も何もかも
脈絡のないものを併せて着ている。
なのに、納得させてしまう不思議な人で。

「自分で考えたコーディネイトを、発表する舞台なんだからさ。」
...言った人は、全然覚えていないと思うがその呪、強力だった。

ただでさえ、お針子さんの娘である私は、
思春期で体重の安定しない頃から言われていたのは
「洋服を身体に合せるんじゃないの。身体を洋服に合せなさい」
なんて呪いもかけられていたわけで。
洋服に着られないだけの心がありますようにと今も思う。

だから、ずっとこの人生やってるうちは、
それなりでも 洒落のめしたり着飾ったり。
女の子なんて 幾つになっても単純なんだから、
好きなお洋服が着れれば 一日幸せ。ね？

２０才になったら 赤いピンヒール履くのが夢だった なんて話になり
夏までに、今年は生まれて初めてのハイヒールを買う決心をする。
生まれてこのかた 甘やかしすくすく育った足は纏足の様に思うでしょ。
でもね。初めてのことに 遅すぎるってことはないってまた、
深夜、ヲトメな男に呪いをかけられる。
呪われた人生も 屹度、悪くない。


†本日の 愛らしいさん†
２００３年 松本さんの写真

春の風のなかに観たのは
飾られた 箱の中

海の　空の
青のよな

春の　花の
色のような

それは ひっそりと散るさくらいろ 夕暮れの
夕暮れの 花の雨

待ち焦がれていたような
置いて行かれてしまうような

そらに眠る降りみ降らずみの
遣らずの雨なら
いますぐに
いくつもの春を忘れさせてくれたら


†本日の愛らしいさん†
さくら煙草　〜乙女が煙草を止めない理由〜

たまねぎさんが いっぱい来ました
（大きな袋に10っこ入り）
王子製紙の美味しいサーモン
（製紙会社が 何故鮭加工？）
ケイパーなんかもあるじゃない？
（ O.ヘンリーは 献立表の春）

とん とん とん とん たまねぎ２ヶ
(紙の様に薄いところとそうじゃないとこたまにあるよね)
薄切りにしたら放置しといて
（血液サラサラ効果倍増？）
夏に食べた ジェラートカップ
（イタリアジェラート苺入り１リットルとか入ってたよね）
流しの奥から引っぱりだします
（３番倉庫と勝手に命名）

30分経ったかな？
（もうちょっとじゃないかしら？）
たまねぎ薄切りお塩少々
（これじゃ まるで お漬け物だよ）
たまねぎ サーモン たまねぎ サーモン
（カップの底に 重ねるわけだ）
白とピンクのしましまにして
（たまねぎと鮭で バニラと苺のジェラートなんか再現してるよ）
ケイパーぱらぱら 綺麗だねー
（独りうっとり 独りうっとり）

ワインビネガーMAILLEの小瓶
（うっかり１本入れちゃったじゃん）
胡椒は荒くたたいて潰して
（おふきん包んで 包丁の背で？）
明日の朝には美味しくなれよ
（命令したって出来ません）
作っているのも楽しいね＾＾
（お片付けは したくないよね）

１日経って底の方から引っかきまわせば
サーモンマリネの出来上がり


†本日の愛らしいさん†
鮭とたまねぎの酢漬け。

モウ何年も前のこと。

旅に出ました　遠い国です
言葉も空気の匂いも違う
夜には毎日が縁日のような
夢みるような 国でした

悪戯心は 誰にでも。
コニチハとアリガトウを 合掌しながら連呼する子供達。
男の子達は 何故か股間に手をやり にわかに腰を振りつつ
満面笑顔 大群になって押し寄せて来ます。

...そこでね。
嘘 教えて帰ろうかと思いました。
日本人はね、夜 営みを始める前に、必ず
男女が 裸で正座して、膝突き合わせて手を併せ こういうの。
「いただきます。」
そしてひととおり致したら、また正座手合わせて
「ごちそうさま。」
いい？日本の人とする時は、忘れると成敗されるぞ。

ホントに教えたかって？
いえいえ そんな 大人気なーい♪


†本日の 愛らしいさん†
たいせつなものは くちのなか

わかってる

躰の距離が心の距離なのは

初めだけ










†本日の愛らしいさん†
私知ってるいつか目の前からいなくなるだったら