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HP 〈あやさきんぎょ楼〉 * 綺朔ちいこ + illustration + 挿絵 http://ayasakingyo.com/ 新しいブログ〈あやさきんぎょ は 不思議?二匹目〉 http://ameblo.jp/ayasakingyo/
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(忘れない様に、私の為に書きますので下手で長い文章ですょ)


yoimati_top_last.jpg
それは中学生の私が新潟のデパートの人形の祭事に迷い込み、
あるお人形に出逢う。というところからはじまる。

日本人形や木目込人形の並ぶ奥の奥、創作人形の売り場。
長い睫毛をあしらったガラスの眼を持つお人形。

眼も自分で作っているんですってデパートの人が言ってた。
その人形を創った人の名前は「あまの」って人形師。
下の名前は難しくて覚えてなかった。

鍵っ子だった私はもちろん人形は嫌い。
絶対夜動くでしょ、キット髪のびるでしょ、と本気で思ってた。

翌日も、普段なら絶対近寄りもしない日本人形の売り場へ。
いちばん奥まで歩いてゆく学生服の学校帰りの私。
最終日。閉店までいてもなおどうしても観ていたかった人形の目。



ネット検索なんかない時代。「あまのっていう人形師知らない?」と、
兎に角眼が印象的で不思議な人形なんだけど。とか、
其の後もあちこちで云ってまわっていたのでお友達が書店で一冊の本をみて
「ゆきちゃん(本名)のいつも言ってた人形ってこれ?」と
トレヴィルKatan Dollをみて指差したときには本当に嬉しかった。

高校卒業後に上京することが決まった12月、私はおたよりを書く。
天野可淡様。東京へ行ったら貴女の人形教室へ行きたいです。
ある日、トレヴィルの方から丁寧なおたよりをいただいた。
天野可淡さんは11月に亡くなりました。



上京。天野可淡という人の人形が好きと学校の先生や級友に述べ、
軽音楽部に入り、友達を作り、そのうちの一人に雑誌を見せられる。
「人形とか気味悪いのお前好きだろう」(失礼な)
お店紹介の記事。店内の写真には人形がびっしりと配されていた。

翌日、学校の帰り。ひとりで井の頭公園駅前に。
ミルクホール「宵待草」は、すぐにわかった。不思議な外観。
アプリコットのリキュール入りミルクティの香り。ガトーショコラ。
日本じゃないみたい。その場にいて呼吸しているだけで幸せだった。
雨が降る度「宵待草」へ向かった。



ある日、イラストレーション科の私の教室に、漫画科の糸先生が。
にこやかに手招きをしている。(この先生は、怒っていても笑顔のままだ)

君が好きだと言ってた天野可淡さんのお友達だよ。
教務室。目の前にいる最高に癖の強い顔をした人物を紹介された。
その人が画家 小澤 清人 ( おざわ きよんど )氏。

出版されたばかりの本を買う。キヨンドール人形館。
写真には、みたことのあるお店「宵待草」の看板。
私の大好きな場所が写ってた。

当時宵待草にあった落書き帳に描いていた絵をみてもらい、
大好きな吉田キミコさんにお誘いいただき毎月2度のSalon de Kikiへ。
(おめかししてお茶をいただきながら小澤 清人氏と絵を描く会って感じ)

DMの作り方、額装の仕方から接客の心得まで叩き込んでもらい、
初めての個展をさせてもらったのも「宵待草」だった。

http://yoimachigusa.oboroduki.com/

人形は吉田良一氏のピグマリオンに二年通って、
たった一体だけ私は私の為に球体間接人形を作った。
(その人形には長かった私の髪を切って付けてある)

宵待草という美しい箱の中にいた幸福な私は、
エロだったりグロだったり自らの心の中をみつめるべく外の世界へ。

部屋には常に花を飾ること。好きなものだけを選び日々を暮らすこと。
ウスベニアオイは蒼いお茶で、檸檬を入れると淡い紅色になること。
絵だけではなくて。私の原点は宵待草です。と、答えます。


†本日の愛らしいさん† 
宵待草。10月31日でおわかれです。心からありがとう。
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プロフィール
HN:
綺朔ちいこ あやさきんぎょ
性別:
女性
職業:
イラストレーター。
趣味:
悪くないとおもう。
自己紹介:
特別な経験でも何でもない、よくある日々に包まれて、挿絵描きの「あやさきんぎょ」さんはとても幸せ。そんな様子と、イラストや写真などを。人知れず、密かにお贈りします。ちょっと小首をかしげる日常のお話しを。

*mail to*
ayasakingyo*hotmail.com
*→@









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